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着物の誕生と発展の歴史
Introduction
欧米のファッションカルチャーに影響を受けてセレクトショップを展開してきた自分は、ある時ふと、日本文化に目を向けてみて気づいた。
昔は日常着だった着物、それも良い着物が、今は見向きもされずに家庭のたんすで眠っている。
一方で、日本人は海外のものばかりに目を向けていてる。
このままでは自国の文化が忘れ去られてしまいそうだ。
着物を生き返らせて、伝統文化に目を向けるきっかけを作りたい。
でもどうやって?
着物は着るのに技術が必要で、そのままでは敷居が高い。
では、現代の日常着=洋服に仕立て直せば身近になるのではないか?
洋服はボーダレスだ。
これなら蘇った着物の美しさを、国内のみならず世界中の人々に楽しんでもらえるのではないか?
それだけではない。製作過程で着物をアップサイクルするのだから、環境にとってもプラスだ。
一石二鳥じゃないか!
(アップサイクル=素材をそのまま活かし、新たな価値を与えて再生すること)
そうした想いから、新しく着物のリメイク商品を主軸としたブランドを立ち上げることにした。
着物の誕生と発展の歴史
1. 着物の始まり(古代~奈良時代)
縄文・弥生時代(約2000年以上前)、人々は動物の毛皮や麻布をまとっていました。
奈良時代(8世紀)には、中国・唐の影響を受けた長い袖の衣服が貴族の間で着られていました。
2. 平安時代(9~12世紀):着物の原型が誕生
「小袖」というシンプルな衣服が登場し、これが後の着物の原型となりました。
貴族の女性は十二単(じゅうにひとえ)という豪華な重ね着をし、色彩の美しさを楽しみました。
3. 鎌倉・室町時代(12~16世紀):武士と庶民の服へ
武士が力を持つ時代になり、動きやすい「小袖」が主流となりました。
庶民の間でも「小袖」が普段着として広まり、現代の着物の形に近づいていきました。
4. 江戸時代(17~19世紀):着物文化の黄金期
人々の身分に応じた着物のデザインや素材が決められ、洗練された着物文化が発展しました。
美しい染め技術(友禅染など)や豪華な帯の結び方が生まれました。
町人文化の発展とともに、シンプルながら粋(いき)な着こなしが流行しました。
5. 明治時代(19世紀後半):洋服の影響と変化
日本の近代化により、西洋の服(スーツやドレス)が普及し、着物は特別な場面で着る衣服になっていきました。
6. 現代の着物(20世紀~)
現在、着物は日常着ではなく、特別な行事(成人式、結婚式、茶道など)で着る伝統衣装になりました。
近年では、モダンな着物スタイルやレンタル着物の人気が高まり、国内外で注目されています。
まとめ
着物は、2000年以上の歴史を持つ日本の伝統衣装です。時代とともに進化し、現在はフォーマルウェアとして大切に受け継がれています。着物は日本の文化や美意識を象徴する衣服であり、今後も新しい形で発展し続けるでしょう。